英語での住所の書き方

概要

日本の住所を英語で記載する場合、以下のように書きます。

  • 上記例のように、住所の各要素(「郵便番号」や「都道府県」「市区町村」など)を逆の順番で記載します。
  • この住所を見て配達するのは日本の配達員の人なので、基本的にローマ字読みで記載する(外国の郵便・配送業者の人には「Japan」というのが伝わっていればOK。)

以下、もう少し詳細について記載します。

郵便番号

  • 「〒」マークは日本でしか使われていませんので、英語では記載しないようにしましょう。

都道府県、市区町村

  • 都道府県名や市区町村名をローマ字で記載します。
    – Shinjuku
    – Shinjyuku

    – Otsuka
    – Ootsuka
    のようにローマ字の記載に迷うものもあるかもしれませんが、冒頭の通り日本の配達員の方が間違ってしまうようなミスをしなければ、問題ないかと思います。

    また、郵便番号や住所を調べられるサイトも複数あるので、それらを使ってみるのも手です。
    例えば、「Japan Postal Code Directory」というサイトは、郵便番号を入れると、英語表記の日本の住所を調べることができます。
    https://www.japanpostalcode.net/
  • 「〇〇県」の「県」や、「△△市」の「市」といった行政区画を表す部分はハイフンで繋いて記載するのが一般的です。「Miyagi-ken」や「Shinjuku-ku」、「chiba-shi」など。
    都道府県名は行政区画を省略しても(例えば「Kyoto-fu」ではなく「kyoto」、「Okinawa-ken」ではなく「Okinawa」としても)問題ないかとは思いますし、実際省略して記載されていることも多いかと思いますが、
    – 「大阪府」と「大阪市」
    – 「沖縄県」と「沖縄市」
    – 「千葉県」と「千葉市」
    など、府県・市区町村を記載しないと読み違えてしまう可能性もあるため、個人的には、府県・市区町村の区分も明記したほうが無難と思っています(郵便番号もあるので大丈夫な気もしますが、書いたほうが間違えが起こりずらいことに変わりはないかと思います)。

    例外的に、東京都は「Tokyo」、北海道は「Hokkaido」となっており、逆に「Tokyo-to」や「Hokkai-do」と言った表記は見たことがありません。
  • 行政区画を英語(県だったらprefecture、市だったらcity、町だったらtown、等)としても間違いではありませんが、先にも記載した通り、配達するのは日本の配達員の方なので、上述したローマ字読みの方が、短いし読みやすいと思います)

建物名 / 階数 / 部屋番号

  • 建物名
    • 日本語の建物名は、ローマ字表記で記載します。
      例: 三井住友ビルであれば、「Mitsui Sumitomo Building」。
        (ハイフンで繋いで「Mitsui-sumitomo Building」とも)
    • 英語表記の建物名は、英語表記で記載します。
      例: ライオンズマンションなら、「Lions Mansion」 といった具合。
    • マンションやアパートなどは洒落たフランス語などの建物名も多いですが(ラ・メゾン 〇〇や、グランディール△△など)、これはケースバイケースのように思います。建物にフランス語(アルファベット)で建物名が目立つように記載されていればフランス語表記で良いでしょうし、そうではなくカタカナで建物名が記載されているようであればローマ字で建物名を記載するのが無難に思います(先述のメゾンを例に挙げると、フランス語表記だと「Maison」になりますが、これを誰でも読めるかというと疑問です。これはマシな方で、読むのが困難なケースは多いので)。これは英語のご作法というより、結局は、日本の配達員の方が迷わないのがどっちか?です。
    • 悩んだり、分かりずらいようであれば、いっそのこと建物名の記載は省略してしまうのも手です(日本語の住所表記と同じです)。
      例えば、「東京都新宿区四谷3-2-1 ラ・メゾン四谷203」であれば、「3-2-1-203 Yotsuya, Shinjuku-ku, Tokyo」と書きます。
  • 階数
    これは日本でも馴染みのある表記ですが、F3やB1等と記載します。
    • 地上階の場合: 例)3階 → F3
    • 地下階の場合: 例)地下1階 → B1

   ※「F」はFloor、「B」はbasementの略。

  • 部屋番号
    部屋番号には、#を付けます。
    また、部屋番号は建物名の前後どちらでも構いません。
    例えば、「ライオンズマンション101号室」の場合、以下のようになります。
    #101 Lions Mansion
    Lions Mansion #101

住所の記載例

例1: 法人(ビルのテナント)の場合

〒231-0868 神奈川県 横浜市 中区 石川町 1-2-3 スクウェアガーデンビル5F 株式会社XYZ

XYZ Inc
Square Garden Bldg. F5,
1-2-3, Ishikawa-cho, Naka-ku, Yokohama-shi, Kanagawa-ken 231-0868 Japan

例2: 個人(マンション)の場合

〒156-0057 東京都 世田谷区 上北沢 7-8-9 パークタワー世田谷 920号室

#920 Park Tower Setagaya,
7-8-9, Kami-kitazawa, Setagaya-ku, Tokyo 156-0057 Japan

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