第52回:a drop in the bucket(意味:ごくわずかな量)

Idiom

意味

直訳すると「バケツの中の一滴」。一滴はバケツ全体から見ると非常に少ない量であることから、”a drop in the bucket” は「ごくわずかな量」であることを表現する際に使われるフレーズです。

この「全体から見て」というのがポイントで、「全部で100ページある内の1ページを読み終えた」とか「1000人いる内の5人の同意を得た」とか、「(全体が幾らかは分からないけど)大きな金額の一部」とか、そういった文脈で使われます。日本語訳ではシチュエーションによって「雀の涙」や「焼け石に水」等の表現も当てられたりしています。

今日ABC Newsを見ていたら、トランプ前大統領の一族が経営する企業の脱税を報じていたニュースの中で、「会社・売上の全体規模から見れば脱税した金額はごく一部なのでしょうが」といったニュアンスでこの “a drop in the bucket” という表現が使われていたので、取り上げてみました。

例文

  • I know it’s a drop in the bucket, but I hope my small donation helps.
    (ごくわずかですが、私の寄付がお役に立てればと思います。)
  • The 1,000 announced job cuts are just a drop in the bucket of the reductions that are needed.
    (公表された1,000人の人員削減は、必要な人員削減量のごく一部に過ぎない。)

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