“You know what” は相手の注意を引きたい時や、言うことを強調したい時に使われるフレーズで、”You know what” の後に伝えたい内容を言います。
本記事のタイトルでは、意味を「あのさ、ちょっと聞いてよ」と書きましたが、映画などでは様々な和訳のされ方をしています。このフレーズ自体に特定の和訳があるわけではなく、相手の注意を引く時の呼びかけ・前段としてワンクッションを置いている感じなので、無理に訳す必要はなく、このフレーズの後に話し手が伝えたい内容が来るんだ、と思って下さい。
上述の通り、相手の注意を引く時に使われますので、様々なシーンで使われます。
- 何かに気付いたり、理解した時
- 何か発見したり、新しいアイディアが浮かんだ時
- 相手の想定外なこと・意表を突くようなことを言う時
- 自分の主張や考えを伝える時
- 喧嘩や討論で自分が言いたいことを強調する時
- 自分の気が変わったことを伝える時
- 話の途中で話題を変えようとする時
また、
・ You know what? ~~
・ You know what , ~~
のように、「?」を付けたり・付けなかったりしますが、どちらでもOKです。
ネイティブの会話の中でも非常に良く出てくるフレーズですので、ぜひ覚えておきましょう。
例文
- 相手の想定外なこと・意表を突くようなことを言う時
- You know what? They got married!
(ちょっと聞いてよ! あの2人結婚したんだって!) - You know what? I’m pregnant!
(ねぇ、私 妊娠したのっ!)
- You know what? They got married!
- 何か発見したり、新しいアイディアが浮かんだ時
A: What’s next?(この後、どうしよっか?)
B: Um… you know what? I’m getting hungry, and I know some good restaurants around here.(あのさ、おなか空いてきちゃった。近くにいいお店が幾つかあるんだけどどう?)
- 何かを思い出した時、話の途中で話題を変えようとする時
- Oh, you know what, I have to call her.
(あっ、そういえば、彼女に電話しきゃいけないんだった。) - You know what? I just remembered I have a gift for you.
(あっ! 思い出したんだけど、君にプレゼントがあったんだった。)
- Oh, you know what, I have to call her.
- 自分の主張や考えを伝える時
A: Share prices have soared more than 50%! Did you sell stocks?
(株価が50%も急騰してるよ! 売った?)
B: You know what, let’s wait on it a bit.
(もう少し様子を見よう。) - 喧嘩や討論で自分が言いたいことを強調する時
A: You know what? This is your fault!
(分かってるのか?こうなったのは君のせいだぞ!)
B: Is this whole thing my fault? What should I do about it?
(全部私のせいだって言うの?私にどうしろって言うのよ!)
※激しい口論になったり、怒っている時は、「もういい!」「付き合いきれない!」といったニュアンスになるので、使う際には注意が必要です。
“Guess what?” との違い
“Guess what?” は “You know what?” と同様に相手の注意を引く時の呼びかけとして使われますが、その使われ方には違いがあります。
- “Guess what?” は会話の出だし、且つ、基本的にポジティブな話題の時に使われます。
- 一方、“You know what” は、先述の通り、会話をしている中で何かに気付いたり・理解したり、発見したり思い出したりしてそれを伝えたり、会話の中で自分の主張や考えを強調したい時などに使われます。(”Guess what?” の説明はこちらを参照ください。)
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