第28回: You know what?(意味: あのさ、ちょっと聞いてよ)

“You know what” は相手の注意を引きたい時や、言うことを強調したい時に使われるフレーズで、”You know what” の後に伝えたい内容を言います。

本記事のタイトルでは、意味を「あのさ、ちょっと聞いてよ」と書きましたが、映画などでは様々な和訳のされ方をしています。このフレーズ自体に特定の和訳があるわけではなく、相手の注意を引く時の呼びかけ・前段としてワンクッションを置いている感じなので、無理に訳す必要はなく、このフレーズの後に話し手が伝えたい内容が来るんだ、と思って下さい。

上述の通り、相手の注意を引く時に使われますので、様々なシーンで使われます。

  • 何かに気付いたり、理解した時
  • 何か発見したり、新しいアイディアが浮かんだ時
  • 相手の想定外なこと・意表を突くようなことを言う時
  • 自分の主張や考えを伝える時
  • 喧嘩や討論で自分が言いたいことを強調する時
  • 自分の気が変わったことを伝える時
  • 話の途中で話題を変えようとする時

また、
・ You know what? ~~
・ You know what , ~~
のように、「?」を付けたり・付けなかったりしますが、どちらでもOKです。

ネイティブの会話の中でも非常に良く出てくるフレーズですので、ぜひ覚えておきましょう。

例文

  • 相手の想定外なこと・意表を突くようなことを言う時
    • You know what? They got married!
      (ちょっと聞いてよ! あの2人結婚したんだって!)
    • You know what? I’m pregnant!
      (ねぇ、私 妊娠したのっ!)
  • 何か発見したり、新しいアイディアが浮かんだ時
    A: What’s next?(この後、どうしよっか?)
    B: Um… you know what? I’m getting hungry, and I know some good restaurants around here.(あのさ、おなか空いてきちゃった。近くにいいお店が幾つかあるんだけどどう?)
  • 何かを思い出した時、話の途中で話題を変えようとする時
    • Oh, you know what, I have to call her.
      (あっ、そういえば、彼女に電話しきゃいけないんだった。)
    • You know what? I just remembered I have a gift for you.
      (あっ! 思い出したんだけど、君にプレゼントがあったんだった。)
  • 自分の主張や考えを伝える時
    A: Share prices have soared more than 50%! Did you sell stocks?
     (株価が50%も急騰してるよ! 売った?)
    B: You know what, let’s wait on it a bit.
     (もう少し様子を見よう。)
  • 喧嘩や討論で自分が言いたいことを強調する時
    A: You know what? This is your fault!
     (分かってるのか?こうなったのは君のせいだぞ!)
    B: Is this whole thing my fault? What should I do about it?
     (全部私のせいだって言うの?私にどうしろって言うのよ!)

    ※激しい口論になったり、怒っている時は、「もういい!」「付き合いきれない!」といったニュアンスになるので、使う際には注意が必要です。

“Guess what?” との違い

“Guess what?” は “You know what?” と同様に相手の注意を引く時の呼びかけとして使われますが、その使われ方には違いがあります。

  • “Guess what?” は会話の出だし、且つ、基本的にポジティブな話題の時に使われます。
  • 一方、“You know what” は、先述の通り、会話をしている中で何かに気付いたり・理解したり、発見したり思い出したりしてそれを伝えたり、会話の中で自分の主張や考えを強調したい時などに使われます。(”Guess what?” の説明はこちらを参照ください。)

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