“pros”は「賛成の」、”cons”は「反対の」という意味を持ち、”pros and cons”で以下の意味になります。
- メリット・デメリット、良い点・悪い点、長所・短所
- 賛否
日常生活だけでなく、ビジネスでも非常に良く使われる表現です。
1.は、複数の選択肢があって、どの選択肢を選ぶのが良いか比較検討する際に用います。
特にビジネスでは、提案を行ったり相手を説得する場合に案や選択肢の比較・検討(メリデメ表の作成)は必ずと言って良いほど実施しますので、必須レベルです。
proやconはラテン語を語源とした英単語で、それぞれ以下の意味があります。
- pro ⇒ 「賛成の」「支持者」「賛成論」「賛成投票」
- con ⇒ 「反対の」「反対者」「反対論」「反対投票」
賛否を論じる場合、通常複数の観点・ポイントについて論議することが多いので複数形である”pros and cons”を使いますが、1点にフォーカスして話す場合は、”pro and con”でも間違いではありません。
例文
- The following matrix describes the pros and cons of each product.
(下記の表に、各製品のメリット・デメリットを記載しています。) - We should weigh pros and cons of renting vs buying before diving into a real estate agency.
(不動産屋に飛び込む前に、買うか・借りるか メリット・デメリットを比較した方が良い。)
⇒ weighは「秤にかける」という意味で、pros(メリット)とcons(デメリット)を比較するという表現になります(下記イラストのようなイメージ)。この”weigh pros and cons”という表現は良く使われます。
類似表現
日本語にも「メリット・デメリット」「良い点・悪い点」「長所・短所」「強み・弱み」「利点・欠点」等の様々な言い方があるのと同様、英語でも色々な類似表現が多数あります。
- advantages / disadvantages
- upsides / downsides
- strengths / weaknesses
- positive factors / negative factors (factorsではなくaspects等でもOK)
- benefits / risks
- opportunities / risks
- favorable factors / unfavorable factors
但し、状況に応じて、どの表現が適しているかは異なります。
日本語でもそうですが、例えば「家を借りるか買うか」のメリットについて話す場合、「強み」という表現より、「メリット」や「利点」、「良い点」といった表現の方がしっくりきます。これは英語でも同様です。こういうケースでは、「advantages」や「benefits」という表現を使います。
別の例では、例えばビジネスで「新規事業として領域Aと領域Bのどちらに投資すべきか?」といった場合、opportunities / risks などが適しています。
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