意味
タイトルで意味を「声がガラガラである」と書きはしましたが、「ガラガラ声」限定ではありません。”have a frog in one’s throat” は喉の調子がおかしかったり、声がうまく出せない状態全般で使えるフレーズです。
- のどが渇いて声がかすれている時
- 風邪でのどをやられて声がおかしくなってしまった時
- 大声をだしたり歌い過ぎなどでのどを痛めてしまって声が出ないくなっていまった時
- のどに物が詰まって(むせて)うまく話せない時
- 緊張や恐怖などで、うまくしゃべれない時(声がかすれたり、裏返ってしまったり)
などなど。
なので、このフレーズが使われる前後の文脈によりますが、和訳すると、「声がガラガラである」「声がしわがれている」「声がかすれている」「声が枯れて出ない」などになります。
語源
直訳すると「カエルを喉で飼っている」です。
最初は、喉を痛めた時のガラガラ声がカエルの鳴き声みたいだからなんだろうな、と思いましたが、以下のようなお話から来ていとのこと。
昔の人々は、池や小川の水を飲んでいました。そして、池や小川には蛙が生息しており、人々が水を飲む際に蛙の卵も一緒に飲み込んでしまい、それが喉で孵化して喉を塞いでしまう恐れがありました。
そんな中、ニセ医者が喉の病気に効く偽の治療薬を売っていました。サクラ(その医者のアシスタント)が喉に蛙が居るふりをしてニセ医者が与えた薬を飲むと、咳をして生きた蛙を吐き出し、彼の声は元通りにっ!、、、それを見た人々は騙されてこの治療薬を買ったと。
このお話から、「喉にある障害物 = カエル」となったそうな。
例文
- I’m sorry about my voice. I have a frog in my throat because I’ve got a bad cold.
声がおかしくてすみません。酷い風邪をひいてしまって、喉の調子が悪いんです。) - I feel like I’m getting a frog in my throat when I have to speak in public.
(大勢の人の前で話す時、うまく話せないんだよね。)
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